2012年7月31日火曜日

真夏の琵琶半

夏のサイクリングは何かの罰ゲームみたい。暑いのはもちろん、日焼けも凄い。日焼け止めクリームを使っても写真の通り。女房曰く「キタナい脚」だそうだ。
のっけからキタナいモノを見せて済みませんm(..)m
女房は夏のサイクリングは今日でおしまいということになって、来週からしばらくは単独行になりそうだ。希望としては白川郷と筑波山に行ってみたいな。


写真の場所は長浜の豊公園近くの桟橋の駐車場。
今日は琵琶イチならぬ「琵琶半」という予定になった。
つまり、長浜から出発して琵琶湖を半時計回りに半周しようと企んだ。半周走ったら帰りは電車に乗って長浜まで帰ってくる予定だ。だから今回は輪行袋持参になった。
幸いなことに琵琶湖廻りは北陸本線、湖西線、東海道本線とずっと線路があるのでどこで走るのを止めても電車に乗って帰ってこれる。琵琶湖サイクリングはこの暑い中どこでリタイヤしても大丈夫なありがたいコースなのである。


朝7時に長浜を出発、朝から雲ひとつ無い快晴。湖畔のサイクリングロードは日射しを遮る木陰が無い。

走り始めて9キロ、奥びわスポーツの森で小休止。朝しか見られない蓮の花を見つけたのがその理由。

自分はあまり花には興味無いが、女房は喜んでいた。あ、レンコンと蓮が同じ植物だと教えてもらった、これは常識なのか(笑)。

木之本の大音交差点から旧道に入って旧賤ヶ岳トンネルを目指す。この先は今回のルートで唯一の坂がある。坂の手前で湧き水を流してある流しを見つけた。

ネッククーラーに冷たい水を含ませ、アームカバーにも水を吸わせる。

旧賤ヶ岳トンネルに入る。トンネル内は壁から滲み出した水で水たまりが出来ている。水ハネしないようゆっくりと走る。

トンネルを抜けるとこの景色!今日は遠くまで見通せる良い天気。
否、ちょっと良過ぎる天気だ。

海津大崎を廻るルートは木陰が多い、湖面は道路近くにある、気温もちょっと低めだ。今回の琵琶半のうち、一番楽しくサイクリングできた部分だ。

海津の湖畔の道を走り終わったところに洒落たカフェを見つけた。中の様子を伺っていると道で旧車を整備中だった店の主人に声を掛けられた。進められるままデッキの奥へ行くとそこは特等席だった。

席は琵琶湖が一望できるオープンデッキだった。屋根があって日射しは無い、湖面を渡る風が天然のエアコンになっていた。

特製のカレーライス&ドリンク、ピクルスとヨーグルト付1200円。サイクリング中の昼食はこれぐらいがちょうどいいね。

この先はマキノビーチなどの水泳場が続いた。湖畔と道との間は松林がある。松林の木陰を走るが体感する気温がどんどん上がってきた。道路上は40度前後あったのではと思う。

琵琶湖に流れ込む川を覗いてみたら魚がいっぱい!これは何と言う魚?教えていただけれたら嬉しいです。上空にはこの魚を狙っているのか鳶が群れて飛んでいる。

あまりの暑さに木陰でジュース休憩をする。この時点で午後2時頃か?
この後、しんあさひ風車村という道の駅に駆け込むが、レストラン内、屋外の売店とも店の人影が無く注文できない状態だった。お店の人の休憩時間だったのか誰も居ないお店は不思議な光景だった。



走り始めてから70キロで近江高島駅に到着。時刻は午後2時半、今日はここでサイクリング終了した。残りの琵琶半はおそらく9月以降になると思う。琵琶湖サイクリングは春か秋がちょうど良さそうだ。夏は気温が高く、冬は風が強い。今日の終点近江高島駅から琵琶湖大橋〜近江八幡〜彦根〜長浜まではもう少し涼しくなってから挑戦しようと思う。




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2012年7月23日月曜日

美濃〜板取は夏向きサイクリングコースだった

今日は美濃から板取への往復サイクリング。自分達夫婦ではこのコースは夏のコースということになっている。木陰のサイクリングロードと水辺特有の気温の低さ、目的地の温泉が魅力だからだ。
そして梅雨が開けて最初の休みの今日、板取まで行くことになった。しかし、今朝の天気は梅雨が明けたにもかかわらずどんよりした曇り空であった。

出発は美濃市のにわか茶屋、ここは板取川が長良川へ合流する地点、ここから板取川沿いの道を遡っていく。

走り出して約2キロは長良川沿いに走る、朝のこの道は交通量が多く、路肩も狭いためちょっと注意が必要だ。長良川上流に向かって左側を走るのであるが、地元の学校に通う生徒達は同じ左側を下流に向かって走ってくる、要するに逆走だ。けれど、彼らの気持ちも良くわかる、右側は堤防で路肩がほとんど無い。そこを大型車がひっきりなしに走るので逃げ場が無くとても危険な状態になるからだ。

2キロ走って板取川沿いの道に入る。板取川は長良川より川幅が狭く、水も澄んでいる。右の道は県道でツアーオブジャパンの美濃ステージのコースになったところだ。私たちは対岸のもっと静かな道を走ることにする。

約10キロ走ってルクールせきやで最初の補給をする。しかし、まだ開店前だった。

しばし門の前でうろうろしていたら、門を開けてくれた。ここの魅力は写真のテラス席とモーニングサービスだ。テラス席からは板取川の流れが見える。今日は鳶が2羽飛ぶのを眺めながらのモーニングコーヒーになった。

板取コースの魅力は林間コースがあること。県道の対岸はかなりの割合で木陰を走ることができる。道を覆うように張り出す木々は夏の日射しを遮ってくれる。

片側は板取川でせせらぎが聞こえてくる。もう片側は山である。山側にはところどころ水が流れている場所があり、その周囲はひんやりした空気が漂っている。自転車で走っていると冷気を感じるのだ。火照った体に心地よい。

さらに急勾配が無い。川を遡っているのだからじりじりと登っているのだが、あくまでも緩勾配で「坂だ!」と構えるような坂は無い。脚力に自身が無くても楽しめるコースだ。

40キロ走って目的地の板取温泉に到着! サイクリングの目的地が温泉というのはちょっと微妙で、温泉に入ってからまた自転車を漕ぐのはちょっと遠慮したい。春、秋なら温泉に入っていると思うが、今日は帰り道でも汗をかくのはわかっているので、温泉は美濃に帰ってからとして食事だけをいただくことにした。

いただいたのは茄子揚げ浸し蕎麦900円。大きくてしっかりした茄子が2本載っていて美味しかった。

これが板取川上流の流れ、水が無いかのような透明度。清流長良川と言われるが、その支流の板取川はもっともっと綺麗な水だ。

帰りは水辺で休憩をした。廻りは水着を来て水遊びをしているグループがいくつか。泳ぐにはちょっと水が冷たいのが難点かも。足を浸けるだけでも勇気がいる水の冷たさだった。

帰りは緩いとはいえ下り坂だ。行きよりずっと楽なサイクリングでにわか茶屋まで戻ることができた。出発は午前8時、到着は午後3時50分、往復80キロのサイクリングだった。




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2012年7月18日水曜日

乗鞍スカイラインに挑戦した


今月初め、Nさんご夫婦がアイスクリームを持って、ウチの会社に遊びに来た。
「suzutakaさん、16日の月曜日に乗鞍へ登ってみませんか?suzutakaさんのブログの走ってみたいルートに乗鞍ヒルクライムがあったので一緒に登ってみようと思って」
とサイクリングのお誘いであった。

自分の休みは月曜日と火曜日、土日休みの一般の方とサイクリングする機会は滅多に無い。ところがこの16日の月曜日は「海の日」ということで一般の人と休みが重なる貴重な日だったのだ。
それをNさんが覚えていてくれてサイクリングに誘ってくれたのであった、とてもありがたい!

ところが待ちに待った16日朝は雨だった

まだ梅雨明けは宣言されてなく、それでも天気予報の晴れマークを信じて東海北陸道を高山方面に向けてクルマを走らせた。Nさん家族との待ち合わせ場所はひるがのSAに7時30分だ。
いつの間にか自分はNさんのクルマの前を走っていた。写真はNさんが撮影したものだ。そのままひるがのSAに入ってコーヒーを飲みながら、「とりあえず朴の木平まで行ってみよう」ということになった。

美濃市あたりではあれほど強く降っていた雨が高山市に近づくにつれて小降りになり、朴の木平に着いた頃には雲の合間に青空も見えるではないか。

さすが晴れ男の私である
、ちなみに女房は雨女である。

なんとか自転車に乗れそうで笑顔の一行であった
朴の木平駐車場でまずは記念写真、このうち登るのはNさんと息子さんのu君、そして私の3人。女房とN奥様そしてt君は近くの平湯大滝を見に行くことになった。
ちなみに回りにも自転車乗りが多い、乗鞍スカイラインは自転車乗りのメッカになったようだ。

国道158号線は走りやすい
しばらくは国道158号線を乗鞍方面に向かって走る。途中、乗鞍スカイラインヒルクライムのスタート地点でサイコンのスイッチをオンする。

熊が出そうな雰囲気
その頃、女房達は平湯大滝に居た。

スカイラインへの分岐点の掲示板、「工事濃霧通行注意」と出ている。通行注意であって通行止めというのでは無い。「ラッキー、さすが自分は晴れ男」と思いながらスカイライン方向へ輪を向ける。

国道から分かれてスカイラインのゲートまではわりあい急な勾配だった。だけど、時速7キロ前後のゆっくりしたペースで話しながら進むのでキツいことは無い。むしろ楽しいくらいだ。

その頃、女房とt君は足湯でソフトクリームを食べていた。


強風で自転車通行禁止!

ところが、スカイラインの入口で門番みたいな人に「今日は何回目?」と聞かれる。
へぇ、この時間ですでに2回もスカイラインの登る人がいるんだ、と感心しながら「初めて」と答えると、「悪いけど夫婦松までの3キロで引き返して来てね。そこから先は強風で危ないから自転車は通行止めになっている」、驚きの通行規制を宣言された。風など全然感じないのに・・・。
3キロなんてあっと言う間であった。というかそこから先が乗鞍ヒルクライムの本番の筈だった。う〜ん、残念。

夫婦松の駐車場に着くと多くの自転車乗りが所在なげにたむろしていた。彼らは規制解除を待っていたのだ。自分達もしばらく待っていたが天候が好転する気配が無かったので平湯方向に下りてもう一度ここまで登ることになった。


それにしても下りは楽ちんだ。どこまでもずっと下っていたい気分。調子に乗って下るとその分だけ登らなければ帰れない。朴の木平は平湯と反対側なのだ。


で、もう一度登り始める。素敵な笑顔の彼がu君。u君の脚は細くて綺麗だ。乗っているバイクはTrekのGary Fisher コレクション。

Nさんは今日は本番バイクじゃなくてハードテイルのTrekだった。
Nさんによれば、後ろのサスが無いのがハードテイルと言うそうだ。ヒルクライムはこの方が良いとのこと。今日初めて知った。Nさんとu君は時折、ダンシングを入れてほぼ一定のペースで登っている。


ここで色気を出してこの2人から逃げてみた
あっと言う間に2人から見えなくなった・・・筈だった。

ところが
逃げている間は後ろが気になる
ということを知った。だんだんスピードが落ち、脚がパンパンになり、ちょっとキツい坂では足を着くことになった。後ろを振り返りるとNさんの影が。


平湯方面と朴の木平方面の合流地点でついにNさんとu君に吸収されることになった(笑)。今日はここまで、乗鞍の頂上は次の機会にとっておくことにしよう。



朴の木平駐車場に戻り、近くの食堂「あんき屋」で焼き肉定食を食べる。その後、「ひらゆの森」という日帰り温泉で汗を流しさっぱりしたところで解散となった。

Nさんご家族の皆さん、今日はありがとう!また自転車で遊びましょう!






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2012年7月10日火曜日

金沢近江町市場までランチポタリング


自転車とは関係ないけど、
うちの女房の趣味は音楽で、ここ数年は南米の楽器であるアルパを習っている。アルパとは南米パラグアイで生まれた大型の竪琴のこと。見た目はハープに似ていて、ハープと同じように椅子に座って両手で弦を弾いて演奏する。
女房は毎日のようにアルパの練習を家でする。だいたい一年かけてひとつの曲をマスターしているようだ。素人の演奏はそれが上手であれば心が癒されるのであるが、そうでなければただの雑音だ。
自分は最後には心癒される時が来るのを信じて生暖かく見守っている。
素人の演奏家は自分が楽しむだけでは物足りなくなるらしい。そこでホールを借りてコンサートをすることになるのだが、アルパのコンサートステージ衣装がちょっと凄い。
写真は楽屋での女房だ。ドレス(民族衣装)を着てはしゃいでいる。

さらに上級者になれば
リングネームならぬステージネームを名乗れるそうだ。

例えばクリスチーヌ佐藤だとかエリザベス鈴木とか(汗)。
女性ってのは年とともにパワーが増すんだね。楽しそうでいいんじゃないか(笑)。

しかし、パワーとともに体重を増しちゃいけない。
で、体重管理には有酸素運動が一番。有酸素運動と言えばエアロビクスが思い浮かぶ。しかしエアロビクスを数時間続けて行うのはほとんど無理というもの。その点、自転車は一日中乗っていることもできる、つまり楽しんで長時間有酸素運動ができるということだ。
自分と女房がサイクリングするのもアチコチ行く楽しみもあるけど、

有酸素運動で体重管理するのも自転車に乗る理由のひとつである。



で、今日は金沢でポタリングをすることにした。
出発点は北陸道の徳光スマートICを出てすぐの松任海浜温泉。今日もサイクリングの最後に温泉に入る目論みだ。


梅雨のまっただ中ではあるが今日の金沢は雲ひとつないよい天気に恵まれた。サイクリング前には入念に日焼け止めクリームを塗るが、すでに自分の手足は真っ黒な状態。
女房には「黒くてキタナい!」と言われている。
黒くなるだけなら良いのだけど、首の後ろなどは日焼け過ぎると痛くなってくる。そこで今日は秘密兵器をひとつ、
「マッスルアシストクールキャップタープ付き」580円@ワークマンだ。

ヘルメットのインナーだけど後ろがタープのように伸びている。つまり、首筋の日焼けを防ぐと言うこと。風になびいてひらひらしているので空気の通りは問題無い。さらに暑くなったら水を掛ければ気化熱効果でひんやり冷却効果もあるのだ。

松任海浜温泉から金沢市街に向けてしばらくは海岸線のサイクリングロードを走る。金沢の海はとても広い海だ、普段は知多半島ばかり走っているので遠くに陸地が見えるのに慣れている。だけど金沢の海はずっと遠くまで海で水平線が180度まで広がっている。

その海岸線すぐにサイクリングロードが作られていて、片側が海、もう片側が砂の堤防で視界の中には建物が車道、クルマが全く入ってこない、おまけに人もほとんど居ない。そのサイクリングロードを潮騒をBGMにして走ることになった。

サイクリングロードの陸地側に砂の堤防や防風林が無いところにはこのような木を組んだ暴風柵(というのかな?)が作ってある。冬はきっと強い風が吹くんだろう。

健民海浜公園というところでサイクリングロードを離れ、一般道を金沢市中心に向けて走る。市街地はほかの大きな地方都市と一緒だ。自転車で走って特に楽しいということはない。海岸線から市の中心にある近江町市場まではあっという間だった。

午後1時を過ぎていたのでまずは腹ごしらえ、近江超市場内の食堂でおまかせ丼1500円をいただく。イカ刺しと蟹とイクラが載った海鮮丼だ。味は文句なくうまかった。

昼食後、市場内を何か美味しいモノが無いか探して歩く女房の姿。よく食べる人は元気だね。

まず見つけたのはサクランボ佐藤錦、600円のパックをゲット。

次はコロッケ、ゲットしたのは甘エビコロッケ270円だった。

 帰りは武家屋敷を回ってから行きのサイクリングロードへ向かった。
金沢市内は自転車レーンが充実している。この道などは両側に自転車レーンがあって、さらに歩行者のレーンを確保したら、残りの車道はほんの真ん中だけになっている。そして自転車レーンは進行方向が道路に明記してあって逆行を防いでいる。これを考えた人は間違いなく自転車を趣味にしている人だと想像する。

愛知県でもこれぐらいしてくれたらと思う。
この後、女房は眠くてたまらないと訴え、ガストで休憩をする。
ガストを出た後に公園「銭屋五兵衛記念館」でもう一休みして買ったサクランボを食べてやっと回復する。

 夕暮れの海岸を走る。帰りは追い風だった。この日の気温は高めだったけど都会の空気と違って気持ちが良かった。

 松任海浜温泉に戻って温泉に入った。夏のサイクリングは温泉で汗を流して終わるのが一番だ。
松任海浜温泉はお値打ちな温泉だった。入泉料とこの甘エビ丼がセットで1000円だ。ビールが飲めたらもっと良かったがこの後、一宮まで帰らなければならないのでここは我慢であった。

今日のサイクリングは全部で40キロぐらい。今回はどちらかと言えば補給が多すぎたように思う。

帰ってから体重計に乗ったら前日より1キロ増えていた。




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