2012年9月24日月曜日

敦賀「若駒」まで海鮮丼を食べに行ってきた


2、3日前、帰省中の娘が揃って声を掛けてきた「ねえ、おとうさ〜ん」。娘の後ろで女房がニコニコしている。娘がこんな甘い声を出す時は、何か欲しい時か、何かして欲しい時に決まっている。警戒信号発令なのである。
「なんだい?」と私
「空港まで送ってって〜」と娘と女房がハモって応える。
そう言えば、女房と娘はバリまで(パリではない)遊びに行く計画をしていた。それが今週なのであった。バリまで行ってエステをして来るのだそうだ。
エステのために何もバリまで行くこともなかろうと思うのだが、女房に言わせると私が自転車で坂を登ることと同じなのだそうだ。
好きなことをすれば良いということである。
何となく丸め込まれてた様な気がしたが・・・。
日曜日の朝6時に女房と娘を中部国際空港まで送って行った。
そして月曜は独りになった。
母娘で旅行というのはアリなんだな。父息子は・・・、この間、息子を父子旅行に誘ったが「独りで行ってらっしゃい」と言われた。



独りで自転車に乗るなら、ロングツーリングかヒルクライムのどちらかだ、どっちも女房と一緒じゃ出来ないからである。ロングツーリングと言えば6月に挑戦した敦賀までの往復200キロが未達成のままになっている。未達成の理由は時間が充分に取れなかったこと。
今回のサイクリングに時間の制約は無い、日が短くなっているので午後6時までなら明るい間に帰って来れる、危ないこともない。200キロを最大13時間と見積もれば、朝5時に出発して午後6時まで13時間。トラブルが無ければ大丈夫と判断した。
そこで今度こそ敦賀まで行ってくることにした。

目的は、以前に女房と一緒に行った敦賀湾を見下ろす和食屋「若駒」で海鮮丼を食べることにした。
題して「敦賀までランチサイクリング」なのである。


 もう秋まっただ中なんだな、朝の5時は真っ暗だった。
写真は5時半頃、木曽川を渡る橋の上で自宅から10キロ地点。夜明け前であたりが明るくなってきた。
この時間、交通量は少なく走りやすい。気温は低めでアームカバーをして装着して正解だった。
長良川を渡る頃に夜明けとなった。空は快晴、空気も澄んでいる、体の調子も良い。
時速25キロ程度で快調に走る。

 大垣から国道21号線を走る。垂井町、関ヶ原と進むが、関ヶ原方面は厚い雲が掛かっている。しばらくするとパラパラと雨が降ってきた。背中からは登り始めた太陽の光が雲に向かって差している。時々、綺麗な虹が見える。関ヶ原あたりは何時も天気が不安定だ。幸いなことにこの雨は本降りにならなかった。

 但し、路面は濡れていた。
愛知県から敦賀まで、速く走ることを重視すると、国道21号、365号、そして8号と幹線道路ばかりを走ることになる。幹線道路には急坂は無い。今回のルートで峠と言えば、岐阜と滋賀の県境と滋賀と福井の県境の2つである。ご覧のような登坂車線の端を走ればクルマも大きく避けて追い越してくれる。

 琵琶湖廻りだけは幹線道路を走らず、びわ湖サイクルラインを走る。
写真は旧賤ヶ岳トンネルを出たところ。ここで撮るのは何回目だろう、休憩していたらロードバイクに乗った2人組が通り過ぎる。
このあたりの旧道は、クルマが通らず静かな道である。ここまでは最大心拍数の60〜80%の間で一定のペースになるように走ってきたが、琵琶湖周辺だけは景色を楽しみながらのんびり走ることにした。

 写真は、国道8号線の滋賀と福井の県境である。前回はここで時間切れだった。今回は9時40分に到着だった。走り始めてから87キロ地点だ。
この坂から膝が痛くなってきた。この2週間、あまり走れなかったのが原因か?それとも気温が下がってきたのが原因?
先に行くかしばし考えたが、今回は輪行袋を持っていることもあり、いざと言う時は電車で帰ることもできる。結局、そのまま敦賀に向けて坂を下ることにした。

坂は登れば必ず下ることになる。高く登れば登るほど、長く下ることができる。しかも幹線道路は程よい勾配なのでブレーキを掛けてスピードを殺すのも最低限で済む。要するに長い距離を豪快に気持ち良く下れるのだ。
敦賀市内までずっと下り坂だ♪


10時半に気比の松原に到着。ランチタイムまでまだ時間があるのでしばし休憩。波の音をBGMに、海を渡ってくるそよ風に吹かれていると眠くなる。

 海辺から山のほうへ向かい、敦賀ICを越え、高台の住宅地の中に「若駒」がある。
http://wakakoma.biz/
住宅ばかりの街並で、おまけに道路からはお店が見えないのでつい見落としてしまう。道路際の看板を目印にアプローチの坂を登るとこの建物が見えてくる。

 お店に入ると海側一面に大きな窓があり、敦賀湾を一望できる。この窓に向かってカウンター席があり、景色を眺めながら食事ができるのだ。
女将さんは私の汗を見て窓を大きく開けてくれた。すると建物の中を風が抜けて気持ちが良い。この日は平日のお昼で時間が早いこともあって、この景色と女将さんを独り占めすることになった。

 ここの楽しみは海鮮丼、そこそこのお値段でボリューム満点の海鮮丼を作ってくれる。今回、頼んだのは小結の大盛り1500円。


女将さんと楽しく雑談しながらいただきました。もちろん美味しかった。

帰りは、膝を騙しながら走ることになった。関ヶ原あたりまでは何度も休憩を挟むことになった。加えて、150kmあたりからお尻が痛くなってきた。レーパンのパッドの布地と肌が擦れ合って痛くなってきた。次回に長距離を走る時はお尻の痛み対策を練る必要があるかも。

不思議なもので大垣あたりまで帰ってくると膝の痛みを忘れていた(平地になったからだろうか)。踏み込むペダリングは出来なかったが、回している間は痛みを感じなくなった。
家に着いたのは午後5時45分頃、なんとか予定どおり。無事、敦賀まで行って帰って来ることが出来た。祝、初200キロ超えである(笑)




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2012年9月11日火曜日

恵那まで行ってきた

夏が終わってしまう。9月もあと10日もすれば秋分の日、この日から昼と夜の長さが逆転する。昼が短くなればロングツーリングもやりにくくなるのである。
夏の間にやりたかったこと、それは敦賀までの往復200kmだった。6月に一回チャレンジしているのだが、時間切れで達成できなかった。あともうちょっとだったので秋が来る前にリベンジしたかったのだ。

今日の女房は帰省中の娘と一緒に過ごすということで「どこでも行ってらっしゃい」と言われていた。女房とはいつも一緒に行動しているので、非常に突き放された感もあったのだが、今回はロングツーリングするチャンスということで内心喜んでいた。
で、昨晩、ベッドの中でパソコン片手に計画を練った。残念なことに前線の影響で日本海側は荒れた天気が予想されていた。

天気には勝てない、敦賀リベンジは諦めて晴天予想の恵那方面でルートを練ってみた。ルートラボで一宮〜瀬戸〜明智〜恵那〜八百津〜一宮というルートを作った。距離は180キロそこそこなのであるが、問題は獲得標高が2300メートルあることだ。

自分は二之瀬を基準に坂を想像する。二之瀬の距離は6.2km、標高差394m、最短タイムは30分42秒(遅っ)だ。作ったルートの獲得標高2300mを二之瀬で割ると5.8回となる。一日に二之瀬を6回近く登ることはあり得ない。
いつの間にか目的がロングツーリングから坂ざんまいになりそうだった。



自宅を出たのは朝5時半、まだ夜明け前。しばらく走って朝日を見ることができた。朝日を見ながら夏が終わったのを実感する。

小牧から春日井を経て、道の駅「瀬戸しなの」についたのは7時頃。未だ早いのでそのままスルー。

自分は瀬戸方面を走るのは初めて。戸越峠を通るルートを作ったつもりだったが、実際に向かっていたのは雨沢峠を通るルートだった。県境が峠だと思ってその先のベンチで小休憩。目の前をローディーが通り過ぎていく。

県境の先をもう少し登ったらそこが雨沢峠だった。

コンビニでおにぎり3個を買って食べ、そのまま快調に飛ばして恵那市に入る峠を通過。

明智鉄道の明智駅を見つけた。その隣はお洒落なカフェがある。

中にはおばさんが3人。「朝コーヒー飲める?」と聞けば「モーニングが付くよ」と返ってきた。

カウンターでモーニングコーヒーをいただいた。「どこから来たの」のおばさん、「一宮から」と自分。少しだけ自転車談義の後「このお店テレビで紹介されたのよ」って、おばさん自慢のお店である。

明智から岩村を過ぎて、阿木川ダムを通る。そこそこの交通量があり、ダムの前後にあるトンネルを走るのがちょっと怖い。

恵那市はそのままスルーして木曽川沿いに八百津に向かう。この地点で出発して約100キロ、ルート後半の坂が始まる。

こんな峠をいくつも通過する・・・。
最後に水を購入したのは恵那市内のコンビニだった。お昼近くになり気温が上がる。早々に飲み水が無くなり自販機で水を買おうとして失敗に気が付いた。財布の中は1万札と50円玉、そしてエディカードのみだった。恵那市から山に入ってから八百津市街までずっと山の中、お店に遭遇するのは絶望的だ。


久田見に入って気が付いた、前に女房と行ったログハウスのパン屋さんがあるはず。
ドアを入ると中は女性がいっぱいで賑やかだった。山の中にオアシスがあった。


パン食べ放題ランチをいただいた。野菜スープとサラダ、飲み物2種類とデザート、そして手づくりパンの食べ放題で1050円だった。

久田見から先は下り坂、豪快に下って、可児市、犬山と経由して自宅へ戻った。
時刻は午後5時ちょうど、しめて11時間半のツーリング。
今日は坂でお腹いっぱいになりました。

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2012年9月4日火曜日

犬山橋「味くらべ」までランチポタリング

レーパンの上にスカート履いてりゃ誰も気にしないってば
いきなりだけど、女房がレーパンを履くようになった。レーパンとはサイクリング用のパンツである。ロードバイクの堅いサドルに座ってもお尻が痛くならないように、パンツの裏側にパットが縫い付けてある。言わば薄い座布団付きのパンツである。そしてレーパンの下には何も履かないのが正式な作法である。レーパンは薄い素材で出来ているので風を切って走ると股間が涼しい、慣れないとちょっと落ち着かない気分にもなるかも知れない。
女房はそっちの方は気にならない様だけど、パットでお尻が大きく見えるのは気になる様だ。
今朝の玄関で、
女房「ねえ、お尻が大きく見えない?」
自分「誰も見てないよ」
女房「でも、私気になる」
自分「アンタは気にしてても、ほかの誰も気にしてないよ」
・・・・そこに現れた久しぶりに帰省している娘「わあ、お母さん何それ凄い格好!」
女房を玄関ドアから押し出すように出発した。

今日は、人気ブログ「50代夫婦の自転車生活」さんの記事を見て小牧市の木木の釜座でランチポタリングをする予定だ。


ほとんどクルマが通らない名神高速の側道
朝8時半に一宮の自宅を出て小牧に向かった。自分達が小牧に行く時は名神高速の側道を通る。この道はほとんど信号が無くクルマの交通量も少ないのがその理由。相変わらずロードバイクとは思えない時速15、6キロのゆっくりペースで走った。

田縣神社、境内には力作が多く展示してあった
このままだと早く着きすぎるので途中寄り道をして田縣神社に立ち寄ってみた。ここは言わずと知れた豊年祭で有名な神社である。一度、ご神体を見てみたいと思い参拝してみた。

大縣神社、静かな境内であった
次に行ったのは大縣神社。こちらの境内はぐっと霊験新たかな雰囲気である。参拝を終えて「木木の釜座」さんへ予約の電話を入れたところ、なんと今日はお休みとのことであった。事前に定休日は月曜日との情報を仕入れていたのだが、加えて第一火曜日も休みなのであった。仕方がないので神社の池のほとりに座って女房と作戦会議となった。結論は、ここから犬山へ行き、犬山橋の対岸の川が見ながら食事ができるお店(この時点ではまだ名前はわからない)へ行ってみようということになった。

何度も来ている犬山橋
大縣神社からは名の知らない小さな川の堤防を走り、12時近くになって犬山橋に到着。橋を渡り対岸の鵜沼市へ行く。

橋から堤防を数百メートル下ったところに民家を改造した和食店「味くらべ」があった。幸いなことに予約無しで入ることができた。

味くらべのピクチャーウィンドウ
初めて入ったお店だったが、窓からの眺望は最高のごちそうだった。木曽川とその向こうの犬山城を一望できる。

食事はおまかせランチコースのみで、サラダと三種盛りの前菜、メインは鯵の塩焼き、ご飯とお味噌汁、最後にコーヒーゼリーのデザートだった。驚いたのはその食事代、これだけ付いてなんと1300円、最高のコストパフォーマンスなのであった。


ゼリー状のドレッシングが掛かったサラダ

前菜の三種盛

鯵の焼き加減が絶妙だった

コーヒーゼリーとアイスクリームのデザート

帰りは138タワーまで木曽川サイクリングロードを経由して自宅へ戻った。今日は全部で55キロのポタリングであった。
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